こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。
そうじ(整理整頓)をすれば、必ず会社が良くなり、業績が良くなります。
そうじの取り組みは、地味で根気のいるものであり、継続が必ず力になるものだからです。
ところがそれゆえ、なんとも目立たず、泥臭く、結果が出るまでに時間がかかり、ダイレクトな因果関係が見えにくいために、どうしても軽視されがちです。
派手に見える営業施策や新商品開発、あるいは設備投資などの「楽しい攻めの戦略」とは真逆の性質を持つ「地味な守りの戦略」だからです。
なので、続けるためには、トップの強固な意志が要ります。
ときに、くじけそうになることもあるでしょう。
そんなとき、心を奮い立たせてくれる、とても好きな童話があります。
斎藤隆介:作、滝平二郎:絵の『半日村』(岩崎書店)という童話です。
出版社の許可を得て、少しだけあらすじをご紹介します。
ある村は、東側に高い山があって、なかなか日が昇りません。 お昼ごろになってようやく日が昇るので、半日しか日が当たらず、『半日村』と呼ばれています。 そのため、農作物は育たず、村人たちは皆やせて、蒼い顔をして、元気がありません。 父母の困っている姿を見た少年、一平は、翌日から行動を開始します。 一平の取った行動。 それは、東側に立っている山に登り、頂上の土を削って袋に詰め、それを持って降りてきて、その土を湖にあける、というものでした。 一平は来る日も来る日も、それを続けます。 一平の姿を見た人たちは、子どもも大人も、最初はバカにしていました。 「山がうごかせるもんじゃねえ。みずうみをうめられるもんじゃねえ」と。 しかし、まず子どもたちが一緒にやりはじめます。 一平の姿を見て、なんだか面白そうな気がしてきたからです。 次に、大人たちが手伝いはじめます。 一人二人が手伝いだすと、三人四人。 三人四人がやりはじめると、五人六人。 ついには、村中の人たちが、来る日も来る日も山に登って、土を運んで降りるようになります。 そうして、何年も何年も経ちます。 当時の大人は死に、一平たちも大人になりました。 ある日、にわとりが鳴くと同時に、半日村に日が差しました。 ついに、山が低くなり、朝に日が差すようになったのです。 それから村は、『一日村』と呼ばれるようになります。
こんなお話です。
しょせん童話、と片づけられない真理が、そこにあるように思いませんか。
世の中に、こうしたことは、実際にあると思います。
何を行うのも、最初は一人です。
でも、信念を持って続けていけば、必ず賛同者が現れます。
少しずつ賛同者を増やしていって、それがいつの間にか、世の中を変えるような動きにつながっていくのです。
そうじを通じた組織風土改革の取り組みは、言ってみれば、一平の取り組みです。
私自身、とても一平のようにはなれませんが、あこがれの存在です。
ご興味を持っていただいた方、ぜひ実際の『半日村』を読んでみてください。
決して子ども向けの物語ではありません。
大人が読んでも、十分に読み応えがあります。
お求めは、お近くの書店またはネット通販で。
わたしたちは、”そうじ”で組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社です。
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◆環境整備を導入したいが、どうやって進めていけばいいのかお悩みの経営者様
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