20分でできる!交通事故を減らす、営業車のそうじテクニック【そうじの力で組織風土改革】

こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早 祥一郎です。

業務上、車を使ってお仕事をされている会社は多いでしょう。
運輸・物流業はもちろんのこと、営業車として1台~数台所有していることは多いと思われます。
車で営業に回ることもあるでしょうし、飲食業においても、デリバリーなどで車を使うケースも増えてきています。

こうした車を使う仕事において、経営者が一番気がかりなのは、交通事故でしょう。
交通事故防止のために、安全運転の励行を呼びかけている会社は多いと思います。

ただ、そうした呼びかけが、実際に功を奏しているでしょうか?
実は、交通事故を減らす、一番簡単で確実な方法は、車をキレイにすること。
今回は、事故を減らすための「車をキレイにする方法」後編、『車体の隅々までそうじするテクニック』を解説していきます。

▽前編「企業駐車場での姿を整える方法」はこちら

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「車がきれいな状態」にする方法 その2 車体の隅々までそうじする

環境整備の一環として車体のそうじに取り組む際のポイントは2点。

  • パッと見えないところをしっかりきれいにする
  • 週1回などの短いスパンで定期的に行う

パッと見えないところとは、「奥」や「裏」といったところ。
「汚れてきたらそうじする」、とか「年末の大掃除の際に洗車する」ではなく、「定期的に」ということが大切です。
車のそうじ方法には、唯一絶対の正解があるわけではありませんが、お勧めの方法をご紹介します。

パッと見えないところをしっかりきれいにする

そうじ道具の説明

私のやり方で使う道具は、

  • バケツ2個
  • 洗車ブラシ
  • 歯ブラシ
  • 洗車スポンジ
  • 綿雑巾
  • 洗車用クロス
  • マイクロファイバークロス
  • ハンディ掃除機
  • 脚立

です。

一般的な方法と大きく違うのは、ホースと洗剤を使わない、ということです。
ホースと洗剤を使わないだけで、車のそうじに取り組むハードルをグッと下げることができるからです。

ホースを使うということは、水道の蛇口が近くにある所でないと出来ません。
しかし、実際には、バケツに水を汲めば、どこでも洗車はできます。

また、洗剤は、油分が多ければ有効ですが、車のボディの汚れは、ほとんどが砂や土ですから、あまり意味がないのです。
加えて、洗剤を使わなければすすぎも楽で、水の節約にもなります。

車内のそうじ

まず車内のそうじを行います。
フロアマットをすべて外して、泥や砂利をはたきます。
その間に、ハンディ掃除機で、足下を掃除します。
シートの座面と背もたれの間などは、ゴミやホコリが詰まっているので、要注意です。
ワゴンやバンの場合は、座席が折りたためるものもあるので、その場合には折りたたんで掃除機をかけます。

ボディの洗車をした後に、雑巾やクロスで拭き上げるのですが、長くなるので、ここでは割愛します。

ポイントは、場所によって雑巾やクロスを使い分けるということと、裏や奥といったところも、しっかりと拭くということです。
ドアの内側の、ボディフレームと接触している所などは、要注意です。

ホイールのそうじ

車内のそうじが終わったら、次にホイールのそうじです。
特に、前輪ホイールは、ブレーキパッドの粉が付着して、汚れています。
ブラシに水を含ませて、しっかりこすりましょう。
細かい部分は、歯ブラシを使うとキレイにそうじできます。

また、車によっては、ホイールキャップが付いているものもあります。

ホイールキャップを取り外してください。
きっと、ホイールキャップの裏側は、真っ黒に汚れているはずです。
ホイール周辺が汚いと、車全体がくすんで見えます。
逆に、ホイール周りが光っていると、車全体が引き締まって見えます。
人間の靴と同じですね。

ボディのそうじ

さて、ボディ全体の洗車です。
手順としては、まず洗車スポンジにバケツの水を含ませて、それでボディをこすっていきます。
次に、洗車クロスで水分を拭き上げます。
ルーフに始まり、バック、両サイド、フロント、と同じ要領でそうじしていきます。
もちろん、途中、随時、スポンジに水分を含ませたり、クロスをすすいだりします。

ホースや洗剤を使わない簡易的な方法ですが、よほどのひどい汚れでない限り、この方法でじゅうぶんにキレイになります。

エンジンルーム内のそうじ

最後の仕上げとして、ボンネットを開けて、エンジンルームのそうじをしましょう。
といっても、エンジンルーム内は機械が複雑に配置されているので、ざっと雑巾で拭くくらいで結構です。
このついでに、点検をしてほしいのです。

点検なんて全然しないという人も多いでしょうが、道路交通法では、始業前点検をすることが義務づけられています。
エンジンオイル、ミッションオイル、ブレーキオイル、ウィンドウォッシャー液、バッテリーの、それぞれの残量チェックだけでもしたいものです。
こうして点検することで、車の異常の早期発見につながります。

実際に私も、エンジンルームを開けてみたら、ある部品のネジが取れて、その部品が落ちかかっているのを発見して、すぐに修理に出したことがあります。

短いスパンで定期的に行う

これらの手順を全部一人で行うと、所要は1時間くらいです。

「週1回1時間を、車体のそうじに充てるのか…」
と考えるとげんなりしてしまうかもしれませんが、この作業、2~3人で一緒にやれば、20~30分間で終えることができます。

複数人で「いかに効率よくキレイにできるか」と取り組めば、チームワークの向上にも寄与します。

また、スパンを短くすることで「伝票や領収書が座席の隙間に落ちていた」などというヒューマンエラーの防止も期待できるでしょう。

まとめ

前編でご説明した車の停め方は、習慣にさえなってしまえば、さほど負担にはなりません。
車体のそうじも、例えば「〇曜日の朝礼の後30分」とスケジュールに組み込んで習慣にすることで、実践できるでしょう。

このように、車の停め方を整え、車をキレイにすることで、確実に事故は減ります。
運転の質も上がります。
お金もかからず、誰でもできる取り組みです。

そして、こうしたことは、車に限りません。
同じことが、製造業における機械設備にも言えますし、小売店における店舗設備にも言えるのです。

ぜひ無理のない範囲から業務に取り入れてみてくださいね。

動画でも解説しています

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