こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。
あなたの会社では、商品または備品の「自社にとって適正な量」を管理できていますか?
また、それを把握できていないまま、管理システムの導入を検討してはいないでしょうか?
もし在庫管理にお悩みを抱えているのであれば、ぜひ先に全社でそうじ(整理整頓)に取り組むことをおススメします。
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目次
「普段見えない所」に、解決すべき問題が溜まっている
私はお手伝いをする会社に入ると、必ず、現場を見て回ります。
といっても、見る所は、表から見えるところではありません。
「裏」「奥」「隅」といった「普段見えない所」を中心に見て回ります。
その理由は、「見えない場所に、問題が溜まる」からです。
見える部分は目につきますから、誰でもある程度はキレイにしようという意識が働きます。
お客様の視線もありますから、あまりひどい状態にはできません。
しかし見えない場所には、そういったアラームが働かないので、不要物が溜まり、隠したいものが隠され、ゴミやホコリも溜まります。
「見えない所」というと、バックヤードや倉庫、資材置き場やトイレ、飲食店では厨房などがそれに当たります。
見落とされがちな、「商品以外の在庫」
そんな中で、私が最近よく目にするのが、事務用品などの大量のストックです。
たとえば、A4のコピー用紙。
業種や職種によって違いますが、一か月にどのくらいの量を消費するのでしょうか?
この現場で、「これだけの紙を消費するのに、どのくらいかかりますか?」と問うてみたのですが、誰も正確には答えられません。
「3か月くらいですかね…」とのこと。
大量ストックの問題点
こうした大量ストックの問題点は、大きく3つ。
ひとつはスペースが狭くなること。
もうひとつは管理が行き届かなくなること。
そして最後は、不正などを招きやすくなること、です。
スペースが狭くなる
今や、頼めば翌日に配送される時代。
大量に何か月分もストックしておく理由は、まったく見当たりません。
ストックしておく量は、一週間分で事足りますし、余裕を見ても、一か月分でしょう。
「大量に買った方が単価が安い」という反論があります。
しかし、在庫量が多くなれば、それだけ保管しておくスペースが必要になります。
もしもオフィスを借りている場合、そのスペースには一日いくらのコストがかかっているでしょうか?
そのスペースを、別に有効活用することもできるのではないでしょうか?
総合的に考えると、単価が多少高いことなど吸収できるでしょう。
管理が行き届かなくなる
物が大量にあるだけで、管理も大変になります。
それだけあれば、常に「コピー用紙が欠品することはないだろう」という安心感が生まれます。
在庫量に目を光らせることがないので、いざ大量に使われた等イレギュラーがあった場合、適正な発注量がわからずさらに増えてしまう…などということも起こりかねません。
不正などを招きやすくなる
管理が行き届いていない物が大量にあるところは、何かを隠すのに絶好の場所です。
ここではあえて「何が」とは書きませんが、このようなところに「誰かにとって都合が悪いもの」が普段見えない所に隠されていたケースは多々あります。
在庫過多を防ぐための効果的な対策2点
こうした問題を防ぐ効果的な対策は、二つあります。
ひとつは、「見えない所」をこまめに掃除をすること。
もうひとつの方法は、こうした在庫をバックヤードに置かずに、表に出すことです。
「見えない所」をこまめに掃除をする
掃除をする際には、邪魔なものをいったんどかさなければなりません。
まず物が多すぎると、どかすのも一苦労です。
そしていざどかしてみると、大量にストックされているものを見て、「これはこれほど大量に要るのだろうか?」という疑問がわくはずです。
在庫をバックヤードに置かずに、表に出す
在庫をバックヤードに置かずに、表に出すことも良い方法です。
たとえば、コピー機のすぐ横に、置場を作ってもいいでしょう。
表に出ていれば、しょっちゅう目につきますから、適正な方向に収束していきます。
まとめ 管理するためには、まずそうじをしよう
こうした在庫管理に関して、「在庫管理システムを作ろう」とか、「在庫管理のソフトを導入しよう」という話になることがあります。
確かに、そのような仕組みを導入する過程で、管理方法についてはルールが決まっていくことでしょう。
でもまずは、そうじ(整理整頓)をして在庫量を見直すことで、より自社にあった管理手法が見つかったり、それ以前の問題に気が付き解決することもできるでしょう。
管理するためには、まずそうじ(整理・整頓)から。
ぜひ試してみてくださいね。
わたしたちは、”そうじ”で組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社です。
◆社内が乱雑なことにお悩みの経営者様
◆環境整備を導入したいが、どうやって進めていけばいいのかお悩みの経営者様
◆他社の環境整備研修プログラムが、自社にはうまくはまらなかった経営者様
どうぞお気軽にご相談ください。
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