「東京一きれいな現場」が示すもの|小河原建設実践企業見学会

こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。

「そうじをすると、会社がよくなる」という話を聞くと、「なるほど、そうかもれない」と思うでしょう。
でも、一方では、「本当にそうだろうか?」「単なる精神論だろう」と思うこともあるかもしれません。

論より証拠。
実際、そうじをつうじて会社がよくなっている事例を間近に見れば、すべては氷解します。

東京都中野区に、「そうじの力」をつうじて、「素足で歩ける現場」を実現し、社長不在の1年半の危機を見事に乗り切った会社があります。
その会社の見学会が開催され、多くの皆さまに「そうじの力」を実感していただきました。

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百聞は一見に如かず

先日、東京都中野区の(株)小河原建設にて、「そうじの力実践企業見学会」と題して、環境整備の見学会を開催しました。
このイベントは、外部のお客様をお招きして、同社の環境整備の取り組みを間近で体感していただく、とても大切な機会です。

参加者は、同業者である建築関係の方をはじめ、様々な業種のみなさん13名。
まずはじめに、同社の小河原敬彦社長のご挨拶。

社長は、数年前に大きなケガをされ、リハビリのために約1年半、会社を不在にしました。

通常なら、会社がつぶれてもおかしくない、そんな状況の中で、社員さんたちが一丸となって奮起し、なんと過去最高売上を記録してしまったのです。

それを可能にしたのが、まさに環境整備だったと、社長は述懐されています。

環境整備によって、気づく力や自発性、そして互いに協力し合う力がつき、会社としてのベクトル合わせができていたから、こうした危機を乗り越えられたのだと。

続いて、同社環境整備プロジェクトリーダーのMさんから、ここ最近の同社の環境整備の取り組みについて、プレゼンがありました。

普段同社で、どのように環境整備を進めているのか、詳しくご紹介していただいたので、参加者の皆さんも、身を乗り出して話を聞き、パワポを写真に収めていました。

プレゼンの次は、現場見学です。
同社の事務所、倉庫、そして建築現場を、見学して回ります。
下の写真は、地下の倉庫を見学しているところ。

建築現場は、同社の本社から、車で10分ほど移動した所にあります。

隅々まで整理・整頓・清掃が行き届いた現場を見て、参加者のみなさんも、「へぇ~っ」というため息。
「きれいだとは噂には聞いていたけど、ここまでとは・・・」という感じです。

もちろん、今日のために、社員さんたちが一生懸命にそうじをしたことは間違いありません。
同業者の人たちを含め、外部の人が見に来るのだから、みっともない真似はできません。
「見られる」という一種の「外圧」が、健全な刺激となり、社員さんたちのモチベーションを上げているのです。

一方の「見る」方にとっても、こうした実際の現場を目の当たりにすることは、大きな刺激となることでしょう。

参加者の中には、既にそうじに取り組んでいる会社もあれば、これから取り組もうという会社もあります。

いずれにしても、「そうじをすると、会社がよくなる」とはどういうことか、この実例を間近にすれば、一目瞭然です。

環境整備に終わりはない

先ほど、今日のために社員さんたちが一生懸命にそうじをした、と書きましたが、それは決して「付け焼刃」「一夜漬け」ということではありません。

同社において、私のサポートで本格的に環境整備に取り組みはじめたのが、今から9年前。
そこから、「東京一キレイな現場」を目指して、コツコツと地道な活動を続けてきました。

実際、建築現場は「素足で歩ける」状態になっています。

私も、いろいろな現場を見る機会がありますが、素足で歩ける建築現場など、他ではありません。

ゴミの分別もしっかりできています。

安全面の対策も、いろいろと工夫しています。

上の写真は、転落防止用のネットです。

実際、業界団体の主催する『魅せる現場コンテスト』で、最優秀賞も受賞しています。

それでも、現場担当の本人たちは、「まだまだです」とのこと。

そう。実際、まだまだです。
平均的レベルから見れば十分すぎるほどですが、理想を目指すならば、課題はまだまだあります。

だから、環境整備に終わりはありません。

ある高みに到達すれば、今度は次の高みを目指してのチャレンジが始まる。
こうして、いつまでも改善・改革は進んでいくのです。

徹底することで「面白く」なる

私はよく、「せっかくやるならば、徹底しましょう」と呼びかけます。
それは、中途半端に取り組んでも、その成果が感じにくく、結果としてモチベーションにつながらないからです。

しかし、小河原建設のように徹底すれば、ひと目見てその凄さはわかります。

なによりも自分たちが気持ちよく働け、そしてこういう機会に外部の方からお褒めの言葉をいただくと、それが嬉しいのです。
だから、「もっとやってやろう!」という気持ちになるのです。

本日の見学会の最後に、私の講演を行い、イベントを締めくくりました。

「見る・見られる」機会の効果

“そうじ”の取り組みは、初期段階では、確かに強制的に進めることでメリットを生むこともあります。

でも、ある程度進んでくれば、強制力はあまり効果はありません。

だからこの「見る・見られる」機会を設けるというのは、自発的な取り組みを促進する、とても良い仕掛けなのです。

人間はあくまでも、社会的な動物。
他人との関わりの中で、自分のアイデンティティーを確立します。

環境整備の取り組みが、他人からどのように評価されるのか。

「自分たちのやってきたことが、世の中に良い影響を及ぼすことができる」と分かったときの喜びは、何にも代えがたい喜びなのです。

小河原社長インタビュー記事はこちら

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