こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。
「そうじをすると、会社がよくなる」という話を聞くと、「なるほど、そうかもれない」と思うでしょう。
でも、一方では、「本当にそうだろうか?」「単なる精神論だろう」と思うこともあるかもしれません。
論より証拠。
実際、そうじをつうじて会社がよくなっている事例を間近に見れば、すべては氷解します。
東京都中野区に、「そうじの力」をつうじて、「素足で歩ける現場」を実現し、社長不在の1年半の危機を見事に乗り切った会社があります。
その会社の見学会が開催され、多くの皆さまに「そうじの力」を実感していただきました。
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目次
百聞は一見に如かず
先日、東京都中野区の(株)小河原建設にて、「そうじの力実践企業見学会」と題して、環境整備の見学会を開催しました。
このイベントは、外部のお客様をお招きして、同社の環境整備の取り組みを間近で体感していただく、とても大切な機会です。
参加者は、同業者である建築関係の方をはじめ、様々な業種のみなさん13名。
まずはじめに、同社の小河原敬彦社長のご挨拶。
社長は、数年前に大きなケガをされ、リハビリのために約1年半、会社を不在にしました。
通常なら、会社がつぶれてもおかしくない、そんな状況の中で、社員さんたちが一丸となって奮起し、なんと過去最高売上を記録してしまったのです。
それを可能にしたのが、まさに環境整備だったと、社長は述懐されています。
2023.06.14
社員の結束が深まり、会社存続の危機を乗り越えた!(東京都 建築業)
東京都中野区の(株)小河原建設は、社員約20人の建設会社です。 住宅部門とゼネコン部門に分かれており、住宅部門は木材をふんだんに使った...
環境整備によって、気づく力や自発性、そして互いに協力し合う力がつき、会社としてのベクトル合わせができていたから、こうした危機を乗り越えられたのだと。
続いて、同社環境整備プロジェクトリーダーのMさんから、ここ最近の同社の環境整備の取り組みについて、プレゼンがありました。
普段同社で、どのように環境整備を進めているのか、詳しくご紹介していただいたので、参加者の皆さんも、身を乗り出して話を聞き、パワポを写真に収めていました。
プレゼンの次は、現場見学です。
同社の事務所、倉庫、そして建築現場を、見学して回ります。
下の写真は、地下の倉庫を見学しているところ。
建築現場は、同社の本社から、車で10分ほど移動した所にあります。
隅々まで整理・整頓・清掃が行き届いた現場を見て、参加者のみなさんも、「へぇ~っ」というため息。
「きれいだとは噂には聞いていたけど、ここまでとは・・・」という感じです。
もちろん、今日のために、社員さんたちが一生懸命にそうじをしたことは間違いありません。
同業者の人たちを含め、外部の人が見に来るのだから、みっともない真似はできません。
「見られる」という一種の「外圧」が、健全な刺激となり、社員さんたちのモチベーションを上げているのです。
一方の「見る」方にとっても、こうした実際の現場を目の当たりにすることは、大きな刺激となることでしょう。
参加者の中には、既にそうじに取り組んでいる会社もあれば、これから取り組もうという会社もあります。
いずれにしても、「そうじをすると、会社がよくなる」とはどういうことか、この実例を間近にすれば、一目瞭然です。
環境整備に終わりはない
先ほど、今日のために社員さんたちが一生懸命にそうじをした、と書きましたが、それは決して「付け焼刃」「一夜漬け」ということではありません。
同社において、私のサポートで本格的に環境整備に取り組みはじめたのが、今から9年前。
そこから、「東京一キレイな現場」を目指して、コツコツと地道な活動を続けてきました。
実際、建築現場は「素足で歩ける」状態になっています。
私も、いろいろな現場を見る機会がありますが、素足で歩ける建築現場など、他ではありません。
ゴミの分別もしっかりできています。
安全面の対策も、いろいろと工夫しています。
上の写真は、転落防止用のネットです。
実際、業界団体の主催する『魅せる現場コンテスト』で、最優秀賞も受賞しています。
それでも、現場担当の本人たちは、「まだまだです」とのこと。
そう。実際、まだまだです。
平均的レベルから見れば十分すぎるほどですが、理想を目指すならば、課題はまだまだあります。
だから、環境整備に終わりはありません。
ある高みに到達すれば、今度は次の高みを目指してのチャレンジが始まる。
こうして、いつまでも改善・改革は進んでいくのです。
徹底することで「面白く」なる
私はよく、「せっかくやるならば、徹底しましょう」と呼びかけます。
それは、中途半端に取り組んでも、その成果が感じにくく、結果としてモチベーションにつながらないからです。
しかし、小河原建設のように徹底すれば、ひと目見てその凄さはわかります。
なによりも自分たちが気持ちよく働け、そしてこういう機会に外部の方からお褒めの言葉をいただくと、それが嬉しいのです。
だから、「もっとやってやろう!」という気持ちになるのです。
本日の見学会の最後に、私の講演を行い、イベントを締めくくりました。
「見る・見られる」機会の効果
“そうじ”の取り組みは、初期段階では、確かに強制的に進めることでメリットを生むこともあります。
でも、ある程度進んでくれば、強制力はあまり効果はありません。
だからこの「見る・見られる」機会を設けるというのは、自発的な取り組みを促進する、とても良い仕掛けなのです。
人間はあくまでも、社会的な動物。
他人との関わりの中で、自分のアイデンティティーを確立します。
環境整備の取り組みが、他人からどのように評価されるのか。
「自分たちのやってきたことが、世の中に良い影響を及ぼすことができる」と分かったときの喜びは、何にも代えがたい喜びなのです。
小河原社長インタビュー記事はこちら
2023.06.09
(株)小河原建設 小河原敬彦社長
昭和31年の創業以来65年以上、東京都中野区を拠点とし、個人住宅およびマンション・施設の建設を手掛けてきた(株)小河原建設。 空気環境...
わたしたちは、”そうじ”で組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社です。
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