2022年の冬、群馬県公立小中学校事務長会より依頼を受け、「そうじの力で業務改善!~意識改革で組織が良くなる~」というテーマで講演をさせていただきました。
それから1年半、私の元に嬉しい知らせが舞い込んできました。
とある小学校で、1年間の構想と準備を経て、全教員で整理を実践してくれたというのです。
夏休み、職員全員で整理を実践!
群馬県にある公立A小学校。
ここで、夏休みに入ってから職員全員で教材室・倉庫の整理が行われました。
校舎は建て替えをしてまだ新しいのですが、もうすでに沢山の教材や備品が乱雑に積まれている状況でした。
この状況を打破し、整理整頓して、皆が使いやすいようにしようと計画を立ててくれたのが、講演を聞いてくださったTさん。
「A小学校すっきりし隊」というプロジェクトを組み、職員全員を巻き込んで整理に取り組んでくれました。
平時は「全員で取り組む」というスタイルが困難な学校現場において、夏休みが整理整頓に取り組む絶好の機会。
教材室・倉庫に入っていたものを人海戦術ですべて廊下に出し、皆で仕分けを行い、置き場を決めていきました。
「にこにこサイクル」が回り始める
「今回整理整頓できたのは一部の教材室だけなのですが、もう”そうじ”の効果を実感しています」とTさん。
「そこが片付いたことで、何も言わなくてもその他の場所を自主的に整理を始めてくださる人がいるんです」と私に教えてくれました。
職業柄、子供たちには、「きちんと片づけをしましょう」「校舎をキレイに使いましょう」と毎日何度も声をかけておられるであろう先生方。
自分たちが使うスペースが乱れていることにストレスを感じられている方もいたのかもしれません。
いずれにせよ、『すっきりし隊』の活動をきっかけに、「にこにこサイクル」が回り始めたA小学校。
今後もぜひ、大きな休みごとに、少しずつ進めていってくれたらと思います。