• お客様の声
  • (株)小河原建設 小河原敬彦社長

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    昭和31年の創業以来65年以上、東京都中野区を拠点とし、個人住宅およびマンション・施設の建設を手掛けてきた(株)小河原建設。
    空気環境を大切にした健康で快適な暮らしを実現するために「きれいな現場づくり」を徹底する、代表取締役の小河原敬彦社長にお話を伺いました。

     

    経営に整理整頓が必要だと思い始めたきっかけは、どんなところにあったのでしょうか?

     
    8年ほど前、「環境整備」という言葉を初めて聞きました。

    『NPO法人 日本を美しくする会』が主催する、小学校のトイレ掃除に参加したんです。
    そこで「素手でトイレ掃除をする」という経験をし、「物をきれいにすることは、自分と他人を大切にすることにつながる」という感覚を得ました。

    その後、「環境整備で有名な会社がある」という話を聞き、(株)武蔵野という会社に見学に行ったんです。
    そこで「環境整備を会社の文化として、事業活動の原点にする」という考え方を知り、とても腑に落ちました。

    当時私は社員の定着率の悪さと、工事現場の汚さ、工期の遅れ、お客様からのクレームに悩んでいました
    それを解決するために何よりも必要なことだと実感したんです。
    以降、環境整備に取り組んでどんどん発展していっている会社をベンチマークさせてもらったりして、自社なりに取り組んできました。

     

    弊社コンサルティングを導入するきっかけは何でしたか?

     
    他社や武蔵野さんの事例をそのまま真似てみたりしてやっていたのですが、納得できる結果にはつながりませんでした。

    そんな時、経営者の勉強会で小早さんのお話を聞く機会がありました。

    何度かニュースレターをいただき読んでいるうちに、
    「今ひとつ環境整備を徹底できなかったり、定着しないのは、自分たちだけでなんとかしようとしているからではないか?」
    と思い、現状を打破するために支援をお願いすることにしました。

     

    印象に残っている指導はありますか?

     
    とにかく捨てさせられるんですね(笑)。
    「これはこのままでいいだろう」と思っているものも、「社長、これは何ですか?」と見逃さない。
    環境整備において、私はそれまでは「社員がやったところのチェックをする責任者」みたいな立ち位置でいたのですが、私のテリトリーにも毎回指導が入りました。

    社長も社員もないんですね。聖域はない。
    思った以上の徹底ぶりで戸惑いましたが、おかげで社員との一体感みたいなものが生まれたように思います。

     

    実践していく中で、なかなかうまくいかなかったことや、難しいと感じることはありましたか?

     
    物を一気に捨てる時などは、目に見えてスッキリするので、「環境整備をやっている」感があります。
    ですがそれ以外の時は劇的な変化があまりないので、やきもきすることがありました。

     

    それをどのように解決していきましたか?

     
    先生の勧めで、環境整備見学会を開催することにしたんです。
    人様に見ていただき、お褒めの言葉を頂けるようになって、自分たちのやってきたことに自信が持てるようになりました。

    また、環境整備を経営の基盤とし、やり続けていくと決め、社員に対しそれを宣言しました。
    なので、「できていないこと」に対し、一喜一憂することも少なくなりました。

     

    会社や社員の変化を教えてください。

     
    まず、事務所や倉庫がさっぱりしてキレイになりました。
    以前は地面のあちこちに釘やビスが落ちていたり、床に工具や資材が無造作に置かれていた建築現場も、素足で歩け、「誰がいつ来ても安全に案内できる現場」に変わっていきました。

    それが「目に見える部分」の効果。

    もうひとつ、「目に見えない部分」の効果もありました。
    建築現場の業務において、今までは「工事現場の担当者が一から十までやる(他の人は手を出さない)」ということが基本でした。
    ところが、そうじの活動が進んでから、社内の監督さんたちに連帯感がでてきました。

    例えば台風があった時、台風養生をみんなで協力して、自分の担当以外の現場も、
    「どうなんだ。人が足らないんじゃないか」
    というような声掛けをし合って、実際にみんなで台風養生をしました。

    また、現場でつきもののゴミの回収も変化がありました。
    以前はひとりの担当者が溜まったら持ってきて捨てていたのが、二人三人とまとまって協力し、各エリアをざっと回って回収をする、といったことができるようになってきました。

    以前は「自分のやっていることだけをやっていればいい」という風だったのが、部門全体や会社全体まで見ている。
    社員の視野が広くなったと感じています。

     

    「自分たちだけでは出来なかったであろうことが出来た」ということはありますか?

     
    小早先生の実習では、まず実際にお手本を見せて、やってくださるんですね。
    便器を素手で磨いたりなど、汚れているものに、社員よりも先に手を入れてくれる。
    その姿勢が、社員にとても伝わっていると感じます。

    また、社員の着眼点も磨かれました。
    「裏の裏」や「見えない所」を見つけて、そうじに取り掛かってくれるようになりました。
    お客様からは普段見えない所がキレイになっていて、それを見学会で発表すると、印象に残るようで大変驚かれます。
    そういうところは、自分たちだけで環境整備をやっていたらできなかっただろうと思いますね。

     

    今後の抱負をお聞かせください。

     
    私の目が黒いうちは「社員を育てる」ことに全力を注ぎたいと思っています。
    社員が成長しないことには会社の将来はありません。
    業務上どうしても朝礼に参加できなかったり、研修に出られない人は参加意識が低くなりがちで、そこはこれからの課題でもあります。
    でも、一歩一歩の地道な積み重ねが大切だと思いますので、粘り強く取り組み続けていきたいです。

     
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